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ゴダール映画史。





男性・女性

男性・女性

人気ランキング : 9,161位
定価 : ¥ 2,940
販売元 : ハピネット・ピクチャーズ
発売日 : 2003-11-27

価格 商品名 納期
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   米軍将校の車に「ベトナムに平和を」と落書きをしつつも、セックスのことが頭から離れない青年ポールが新人歌手のマドレーヌに恋をした。ポールに扮するのは、ヌーヴェル・ヴァーグのアイドル、J=ピエール・レオー。マドレーヌには、歌手シャンタル・ゴヤ。2人のみずみずしい恋愛を軸に、街の風物や人々のショットを切れ切れに織り込みつつ、パリっ子たちの姿をつづったゴダール最後のモノクロムービー。
 「15の明白な真実」と名づけられた15のエピソードは、1965年冬のパリと、「戦争を知らない子供たち」つまりゴダールいうところの「マルクスとコカコーラの子供たち」を、熱くかつ明晰に写していく。金をとって胸を見せる少女や、戦争に反対し焼身自殺する若者たち、それらに批判的な視線を送る人々。タイトルは『男性・女性』より『男の子・女の子』の方がぴったりくるかもしれない。難解でも、退屈でもない、青くてどきどきするゴダール映画。(岡野宏文)

青春映画の瑞々しさと実験精神

〜この映画は、当時のフランスのアイドル歌手、シャンタル・ゴヤの主演映画として企画された。ヌーベル・ヴァーグの騎手として白羽の矢を立てられたのがゴダールだった。しかし、そこはゴダール。ただのアイドル映画をつくるわけがない。『大人は判ってくれない』でデビュー以来、ヌーベル・ヴァーグに欠かせない男優、ジャン・ピエール・レオとシャンタル・ゴ〜〜ヤをカップルにして、瑞々しい青春映画を作り上げた。
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演技の出来ない若い役者たちの新鮮な表情を引き出そうと、ゴダールはインタビューという手法を用いた。脚本にセリフを書かず、ジャン・ピエール・レオにイヤホンをつけさせ、ゴダール自身が若い女優に聞きたいことをどんどん質問する。それをジャン・ピエール・レオがセリフとしてぶつけていく。予想もしない会話の展開に本音で答える若い女優たちがとても面〜〜白い。
この他にも当時としては画期的な撮影方法をいろいろ取り入れているのだが、それでも、作品全体として青年期の男女の恋や友情や焦り、悲しみ、希望といったものをしっかりと定着させている。スイスからフランス・パリに移り、ボヘミアン的な生活をしていたというゴダールのもっとも自伝的な要素の強い映画だろう。〜

若い

 もしこのレヴューを読んでくれている人の中で「ゴダールはなんか難しそうだから敬遠してしまう」と思っている人がいるとしたらまずこの作品から見始めてみたらどうでしょうか。
 どこかの雑誌で「この映画のタイトルは<男性・女性>より<男の子・女の子>の方が良いのではないか」と書かれてありましたが自分もまったくの同感です。
 主人公は60年代特有の政治論を振り撒いたりしていますが、実は好きな女の子のことが頭から離れない全くの「若者」であり、その仲間たちも似たり寄ったりといった感じです。いくら激動の60年代といえども若者たちの姿は現代とほとんど同じ・・いつの時代にも変わることのない瑞々しい青春の群像がここにはあるような気がします。
 
 その他、後の『ワン・プラス・ワン』にも通じてくるシャンタル・ゴヤのレコーディング風景や、主人公が実際のモデルにインタヴューする姿をそのまま収録した場面も見ものです。
 とにかく何も考えず画面の前に座ってこの時代の空気をひたすら感じて欲しい、そう思います。


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